フリーWi-Fiでもプライバシーを守る VPNのススメ

以前の記事で紹介したように、外出先でフリーWi-Fiが使えるととても便利ですが、セキュリティ面がちょっと心配です。
そんな時はVPN(ヴァーチャルプライベートネットワーク)を利用してセキュリティを高めましょう。
そもそもVPNとは?
VPN(バーチャルプライベートネットワーク)とは、Virtual Private Networkの頭文字をとった略号で、インターネット上でプライバシーを保護し、安全にデータを送受信するための技術です。
例えば通常のインターネット接続を一般の道路だとすると、そこを走っている車のナンバー、車種や色、車に何人乗っているかなどの情報は周りから見られてしまいます。それに対してVPNはあなた専用のトンネルを通行するようなものです。トンネル内を走っている限り、車の情報(通信内容)は第三者に見られることはありません。
もちろんセキュリティ対策に100%安全はあり得ません。IT技術の進歩に伴ってハッキング技術も日々進歩しているからです。セキュリティ対策はどうしても後追いになりがちです。それでもあなたの大切な情報を守るために、できる限りのセキュリティ対策を施しましょう。フリーWi-Fiのような脆弱なネットワークに接続するときは、VPNの利用を強くお薦めします。
VPNにデメリットはないの?
残念ながらVPNにも以下のようなデメリットが考えられます。
- 利用料がかかる
多くのVPNサービスは有料となります。例えば僕が普段利用している「MillenVPN」は月額利用料が税込み396円から(2025年1月現在、各種条件あり)となっています。
- 通信速度が遅くなる可能性がある
VPNは専用のトンネルを通るようなものだと説明しましたが、そのトンネルの先にはVPNサーバーがあります。通常の通信よりもVPNサーバーを経由する分、速度が低下する可能性があります。
もっとも僕自身はVPNを利用して明らかに速度が遅いと感じたことはありません。しかしその仕組み上速度が遅くなる可能性は理解しておいた方がいいでしょう。 - つながらないサイト(アプリ)がある。
VPNを利用していると接続できないサイトやアプリがあるかもしれません。VPNはこちらのプライバシーを守ってくれる強力なサービスですが、接続先のサービスからすると正体不明のアクセスとみなされる場合があるため、VPN経由のアクセスが制限される恐れがあります。
僕が試した範囲では、Gメール、Yahooニュース、Instagramなどは問題なく接続できました。金融機関もおおむね問題ありませんでしたが、一部金融機関提供のアプリでは接続できませんでした。(あくまでも僕が試した結果なので、ご利用のサービスによっては結果が異なる可能性があります)
VPNサービスの中には無料のお試し期間を設定しているものもあるので、契約前に自分が利用したいサイトやアプリが接続できるか、事前確認してみましょう。
無料VPNについて
先ほど、多くのVPNサービスは有料となります、と書きましたが、逆に言えば無料のVPNサービスも存在するということです。だったら無料のサービスで良いじゃないか、となりますよね。
ただこれはあくまでも一般論ですが、無料のVPNサービスは有料サービスと比べてサポート、通信速度、そして何よりセキュリティ面で劣ると考えられます。
例えば技術的に致命的な欠陥が見つかった場合、有料サービスなら直ちに修正が行われるところ、無料サービスでは修正に時間がかかる、あるいは最悪放置される可能性もあります。せっかくセキュリティを高めるためにVPNを利用するならば、より安全性の高い有料サービスをお薦めします。
まとめると
VPNはインターネット上でプライバシーを保護し、安全にデータを送受信するための技術で、フリーWi-Fiのようにセキュリティの弱いネットワークに接続しなければならないときの心強い味方です。サービスには有料と無料がありますが、できればより安全性の高い有料サービスの利用がベストです。
またVPNはその性質上、通信速度が遅くなる可能性やつながらないサイトもあり得ます。サービスを利用する際はお試し期間をうまく利用するなど、事前に自分の利用用途に適しているか確認するようにしましょう。
なおVPNを導入したからといってセキュリティが完璧になるわけではありません。よりセキュリティを強化するために、別途ウィルス対策ソフトを導入するなど追加の対策もお忘れなく。