
みなさんは普段、ウィキペディアを利用していますか?
意識して使っている人は少ないかもしれませんが、ネット上で何かを調べる時に、ウィキペディアのページが上位に表示されることはよくあることだと思います。
ご存じの方も多いと思いますが、ウィキペディアがどのようなサービスで、だれがどのように運営しているのか、簡単にまとめてみました。
そもそもウィキペディアとは
サービスは2001年に始まり、300以上の言語に対応し、6,000万以上の記事が掲載されている、オンライン上最大規模の百科事典です。
サービスは無料で提供されており、運営は非営利団体のウィキメディア財団が担っています。実際の記事は世界中のボランティアによって作成・編集されています。このボランティアには基本的に誰でもなることができます。
誰でも参加して記事の作成や編集ができるため、最新の用語や出来事にもすぐに対応でき、専門家が自分の専門分野を担当することも可能です。一方で思い込みや偏見に基づく間違った内容や、悪意のある記事が掲載されるリスクもあります。しかし世界中で多くのボランティアが互いに記事をチェックするため、間違いの修正も素早く行われる可能性が高いです。またウィキペディアでは編集内容の履歴も確認できるため、どのような編集が行われてきたか、第三者が簡単にチェックできます。
なぜ無料なのか
記事の作成はボランティアが行っていますが、サーバーを維持するだけでもそれなりの費用がかかります。しかし、ウィキペディアには広告がなく、利用するのにお金を払う必要もありません。
ウィキメディア財団には、企業や団体による助成金などもありますが、その多くは個人からの寄付で賄われています。
2025年5月中旬現在、ウィキペディアを開くと以下のように、寄付金をお願いするメッセージが表示されます。(時期や環境によっては異なるかもしれません)

またもしあなたが過去にウィキメディア財団に寄付をしたことがあれば、寄付をお願いするメールも送られてきているかもしれません。
余談ですが、7~8年前に僕のところに送られてきたメールは、自動翻訳の精度がイマイチだったせいか、日本語が少しおかしくて、ちょっと無礼と感じるような文面でした。しかし今では、とても丁寧な文章が送られてきています。
無料であることの価値
僕のような個人のブログから企業が運営するネットメディアまで、多くのサイトで広告が掲載されています。中には利用するためにユーザー登録をして、利用料を払わなければならないサービスもあります。
僕はそれを悪いことだとは思っていません。誰かの労力に対して対価を支払うことは当然のことですし、それによってさらにサービスの質が向上したり、技術が進歩するならば、それはみんなにとっても良いことです。
一方で知識や情報に、国や言語、貧富の差に関係なく、誰もが平等にアクセスできることも大切だと思います。それによって我々の生活や技術が進み、より良い方向へ発展していく、楽観的すぎるかもしれませんが、人間にはそれくらいのポテンシャルがある、そう信じたいと思います。
まとめると
ウィキペディアは誰でも無料で使える、オンラインの百科事典です。このサービスが無料で提供されているのは、多くのボランティアと個人からの寄付が支えているからです。
ウィキペディアは個人からの寄付に頼ることで、国や企業からの圧力を受けず、不必要な忖度をすることもなく、情報への自由で公平なアクセスを守っている、といえるでしょう。ちょっとウィキメディア財団に肩入れしすぎかもしれませんが。
ちなみにウィキメディア財団に寄付する人は、ウィキペディア全利用者の約2%だそうです。この数字、みなさんはどう思いますか?